山口大学卒後臨床研修医の加藤庸介医師が、研修に来られました。
当病院は山口大学医学部から「臨床研修協力施設」として認定されていますが、このたび、鈴木千衣子副院長が指導医となり、8月28日(月)~10月22日(日)までの約2ヵ月間、研修医の加藤庸介医師が当院に卒後臨床研修(地域医療研修・一般外来研修)に来られました。
加藤医師は、医師2年目。将来は精神科方面を目指し研鑽の日々を送っています。当院では指導医による実習を受けるだけでなく、さまざまな部署で多くの職種のスタッフと関わり、大学での研修だけでは経験できない内容に、大いに刺激を受けられました。以下、加藤医師の感想インタビューです。
「地域医療研修、外来研修として8週間お世話になりました。
病棟では入院患者さんを受け持ちました。毎日の診察、治療だけでなく、さまざまなカンファレンスに参加しました。患者さんの退院後の生活を想像し、どんなことに困るだろうか、どうサポートできるかを考え、指導医、看護師、リハビリスタッフ、地域連携スタッフと話し合うことができました。
外来では主に発熱外来やワクチン接種の診察を担当しました。外来スタッフや指導医に助けていただきながら研修医で経験すべき疾患を診ることができました。同じ疾患でも患者さんによって症状が異なることがあるため、1人1人としっかり向きあうことが大切だと感じました。訪問診療の同行など地域医療ならではの経験もできました。
研修を通して、ここ阿知須共立病院のような地域に密着した病院のあり方を学ぶことができ
ました。大学病院に戻ってからも、今回学んだ経験を活かしていきたいと思います。」
地域医療の魅力を、今回の実習で感じてもらえたら幸いです。次世代の医療を担う若き加藤医師に、大いなるエールを送ります。