謹賀新年~おせち料理2026~
謹んで新春をお祝い申し上げます。今年も新しい年を迎え、いかがお過ごしでしょうか?
正月は正月の神様でもある「年神様」が家に訪れると共に、新しい1年を迎えるということで、年中行事の中でも大切な行事とされてきました。正月に食べる「おせち料理」の始まりは弥生時代と言われ中国から日本に稲作が伝来した際に、一緒に「暦」の風習も伝わり、季節の変わり目に神様に収穫を感謝しお供えをする「御節供(おせちく)」という行事が始まったことが始まりと言われています。その「御節供(おせちく)」の行事の中でも年神様に感謝する「正月」が最も盛大に祝われるようになり、徐々に「おせち」は正月を祝う料理になったようです。
その後、江戸時代になり、正月に「祝い肴(いわいさかな)」という縁起物を重箱に詰めたものが現代の『おせち料理』に近い形になったと言われています。当院でも毎年お正月は『おせち料理』、三が日は『雑煮』を入院患者のみなさまに提供させていただいています。
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おせち料理に入っている料理はそれぞれ、縁起の良い食材を使い、見た目にもこだわって作っています。
えびは、長い髭と曲がった腰から長寿の象徴とされ、「長生きを願う」縁起物とされています。
他にも数の子は「子孫繁栄」や「幸運の象徴」と言われ、筑前煮に使われている里芋は「子孫繁栄を願う」の願いが込められています。さらに当院のおせち料理の筑前煮に入る人参は“松竹梅”の飾り切りにして、手作りの鶴や箸入れを飾ることでお正月の「めでたい」雰囲気を感じていただけるようにしました。
飲み込みや咀嚼に配慮の必要な患者様には、口への取り込みや咀嚼・嚥下(飲み込み)がしやすい「ソフト食」にして提供しました。人参のソフト食も“松竹梅”の型にして飾り付け、数の子もソフト食にして柔らかく食べやすいように工夫しました。
そして、元旦の朝に提供した「金柑の甘露煮」の金柑(きんかん)は『金冠(きんかん)』を表し、名前に【ん】が付くことから「金運」を上げる縁起のいい食材とされ、飲み込みや咀嚼に配慮の必要な患者様には、金柑もソフト食にして提供しました。
※「ソフト食」とはしっかりと形があり口への取り込みや咀嚼・嚥下(飲み込み)がしやすい食事を指します。
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黒豆は黒く日焼けして健康的に“マメに”に過ごせるようにといった意味が込められ、当院の調理担当者が丹精込めて炊いた黒豆を提供しました。
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お雑煮は各地域に特色があり、その土地の特産物や気候、歴史的背景などが反映されていると言われています。山口のお雑煮では、丸餅を使い、すまし汁で食べるのが一般的なお雑煮とされ、他にも鶏肉やかまぼこ、するめを入れる雑煮など県内でも地域性がみられるようです。当院の「お雑煮」には丸いお餅が入っていますが、お餅を安全においしく食べていただくため当院のお餅は「ソフト食」のお餅にして提供します。さらに飲み込みや咀嚼に配慮の必要な患者様の雑煮では鶏肉はソフト食にし、野菜もゼリーに仕上げてから、飾り切りにしています。普通食と同じ盛り付けになるように、切り方も工夫し見た目から楽しんでいただけるよう頑張りました。
2026年は「午年(うまどし)」ですが、60年に一度の十干(じっかん)の「丙(ひのえ)」と十二支の「午(うま)」が重なる特別な年とされています。午年は力強く幸運が駆け込む縁起の良い年とされていますが、もともと「午年」は“前進”“変化”“情熱”“成長”を象徴する年とも言われているそうです。「午年」にあやかり、栄養科職員一人一人が成長していきたいと思います。
今年も栄養科一同、どうぞよろしくお願い申し上げます。

