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11/28(火)、倫理研修会が開催され、賀宝の里白松苑の松本苑長が講演されました。

当病院は定期的に職員対象の倫理研修会を開催しています。今回は当病院の関連施設である社会福祉法人正清会『賀宝の里白松苑』の松本直行苑長が「医療はサービス業ですか?〜職業倫理とからめて〜」という演題で講演されました。
 まず、「倫理」を様々な集団、組織の中で守るべき道徳的規範と捉え、“社会の中で、なぜ今「倫理」が必要とされているのか”について、最近頻発している痛ましい事件を引用しながら説明されました。引き続き、医療従事者が持つべき倫理として、看護者の倫理綱領、ナイチンゲールの看護覚え書、医師法第1条、介護福祉士倫理綱領、などを紹介されました。「倫理」は組織の一員として必ず守るべき規範ですが、組織外の第3者のイメージで作られることもあり、周りの人にも配慮できる「倫理」が求められる、と説明されました。
 最後に、医療は高い専門性を有するサービス業であることから、患者さんには他の医療機関と比較しにくい診療・検査・処置・投薬などの内容とは別に、患者さんに分かり易い笑顔、優しさ、親身な対応、待ち時間などが診療報酬に影響すると述べられました。このため、プロとして専門知識の研鑽に努めるだけでなく、笑顔で親身な対応ができるよう、そして、人間として一期一会を大切にし、毎日が初演と考えて行動し、満足・信頼を積み重ねることが大切だと熱く訴えられました。
 参加した職員は、患者さんに医療従事者としての倫理を持って接することの大切さを改めて確認し合いました。

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