熊本地震で被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
4月15日の前震、同16日の本震、引き続く数多くの余震と、観測史上例を見ない熊本地震の発生から約1ヵ月を経過いたしました。緊急的なインフラ復旧は進んで来ておりますが、未だに1万人を超える方々が避難生活を余儀なくされておられます。亡くなられた方々とご家族の皆様、被災された皆様に、改めまして心よりお悔やみ申し上げますと共に、お見舞いを申し上げます。
当院も少しでも被災された皆様のお役に立ちたい、ご支援をさせて頂きたいとの思いで、次のようなことに取組んでまいりました。
(1)救援物資の取組み
4月21日、約1,000人分のトイレットペーパーと軍手を、救援物資として送らせていただきました。
(2)義援金の取組み
阿知須共立病院、ニューライフあじす(老健施設)、当院医師一同及び関連法人の社会福祉法人正清会(白松苑、賀宝の里)のそれぞれから義援金をお送りいたしました。
さらに現在患者様、ご利用者の皆様並びに職員に義援金のお願いを行っており、多くのご協力をいただいております。近々集約し寄付をさせていただきます。ご協力をいただいた皆様に、心より厚くお礼申し上げます。
(3)JMAT派遣準備
JMATは日本医師会災害医療チームのことで、大災害発生時に避難所や救護所等での医療や健康管理、被災地病院への支援等を役割とし、当院も1チーム(標準的には医師1、看護師2、薬剤師1、事務1の構成)を5月中旬から熊本に派遣する予定で準備しておりました。全国からチームが派遣され、山口県からの派遣は中止となりましたが、予見不可能な災害発生に備え、何時でも派遣できるよう準備を整えてまいりたいと考えております。
上記の他、被災地からの患者様受入れ要請があれば積極的に対応しようと考えておりましたが、幸い公
的な機関からの要請はありませんでした。
“私たちにもできることがあるはず”との想いで、これからも取り組んでまいります。
頑張れ熊本! 頑張れ九州! 被災者の皆様に心からエールを送らせていただきます。