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中田整一先生(ノンフィクション作家、元NHKプロデューサー)の講演がありました。

9月13日午前、阿知須地域交流センターで阿知須郷土史研究会の9月度定例会が開催され、「盗聴 二・二六事件」という演題で中田整一先生が講演されました。地域交流センター玄関で、「鈴虫」の美しい鳴き声に迎えられ、当病院からもおお先生(三好正之会長)はじめ数名の職員も参加しました。
 講演は、事務局の河村俊明様の開会挨拶、中田先生のプロフィール紹介に続いて始まりました。
まず、中田先生から昭和11年2月26日に勃発した「二・二六事件」について同年2月29日にクーデターを起こそうとした青年将校たちが鎮圧されるまでの経過とともに、当時の様子を記録した後年のNHK特集番組、陸軍軍法会議の真実、戒厳令の下で盗聴録音盤が存在した事実などについて詳しい解説がありました。
 その後で、二・二六事件が盗聴されていたことを示す8シーンについて順次映像を基に、日時、電話の人物特定、事件後の将校たちの証言などを紹介、解説されました。
後半も引き続き盗聴記録の各シーンの説明がありましたが、その後で、現代史に詳しくノンフィクション作家第一人者としての中田先生の歴史観、そして自分の人生に活かすべき経験の大切さ、現代政治への警鐘などについて熱く訴えられました。
中田整一先生、2時間を超える講演でしたが、あっという間に過ぎた気がします。先生のエビデンス探究心、物事を複眼でみることの大切さ、先生の卓抜した記憶力や力強い説得力にただたた感動し圧倒された時間でした。先生の講演の機会が近いうちにありますよう心より楽しみにしています。お疲れさまでした、そして、ありがとうございました。
 講演風景を写真リレーで、また中田整一先生の来歴を貼付していますのでご覧ください。



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