山口県鴻城高等学校衛生看護科29名の学生さんが看護臨床実習(看護の基礎)をされました。
実習は2班に分かれ、1班は11月10日(火)から13日(金)まで、2班は11月17日(火)から20日(金)まで行われました。
基礎看護実習の目標は「地域社会における病院の機能と看護の役割、患者の総合的な把握及び看護におけるコミュニケーションの重要性について理解し、患者の状態に応じた日常生活の援助の方法を習得することにより看護実践の基礎を培うこと」でした。
今回、初めての4日間の実習で皆さん大きく成長されましたね。11月17日はストーマ委員会による「オストメイトの心理的ケア」の院内勉強会や糖尿病教室、糖尿病イベントにも参加されました。また、最終日には受け持ち患者様と涙・涙のお別れでしたね。本当に感動的でした。春からの看護臨床実習も頑張ってくださいね。
生徒さんから寄せられた実習の感想及びこれからの抱負、実習風景を以下に掲載します。
*今回の実習で学んだことは、患者とコミュニケーションをとる時には笑顔で目線を合わせて、ゆっくりとできるだけ大きな声で話すことである。ただ、話すだけがコミュニケーションではなく手を握って寄り添ったり、患者の苦痛をできるだけ緩和できるようなコミュニケーションをとること。急いでいるからといって焦らず、焦った時は一度深呼吸をして、落ち着いてから行動にうつることです。この学びを次の実習で活かしていきたい。
*一番困ったことはコミュニケーションでした。患者さんが気管切開をされているために声を出して会話はできなかったのでどうしたら良いかすごく悩みました。文字盤などを作成しそれを使用してコミュニケーションをとることができるようになりました。また、いろいろな援助の体験もできすごく勉強になりました。
*どれだけ体格の違いがあってもボディメカニクスを使用すれば、自分自身や患者さんも負担がかからず移乗することができることがよくわかりました。
*透析の見学では一通りの流れを見学させてもらい、最近の技術はとても高度で腎機能を人工で動かせるのだな、と感心しました。食事介助では日を追うごとに少しずつ上達してきたと思います。もっと技術を向上させたいと思いました。4日間の実習はとても良い経験になりました。
*何を話していいかわからず患者さんから話をしてくださることもありました。ですが、次の日からは、私自身何を話すか決めていき、患者さんとコミュニケーションをとることができました。患者さんから不安なことを初めて言って下さった時、私は患者さんと信頼関係をとることができたんだと実感でき、うれしかったです。このことが実習を通して一番うれしかったです。困惑することも多々ありましたが、今後勉強して本実習に備えたいと思います。今回基礎実習で学んだことを活かし日々の勉強で頑張り、本実習でその力を発揮していきたいです。