謹賀新年~おせち料理2023ver.〜
新しい年を迎えました。みなさまいかがお過ごしでしょうか?
お正月は年神様を我が家にお迎えして祝う新年度最初の大切な行事です。おせち料理は年神様へのお供え料理でもあり家族の幸せを願う縁起物の料理でもあります。そして、年神様に備えた餅のご利益を頂戴するために作った料理が「雑煮」です。当院では今年もお正月の三が日はお雑煮やおせち料理を入院患者のみなさまに提供させていただきました。
おせち料理は五穀豊穣、子孫繁栄、家族の安全と健康などの祈りを込めて山海の幸を盛り込みます。
かまぼこは「日の出」を象徴するものとして元旦にはなくてはならない料理です。紅はめでたさと慶びを、白は神聖を表します。
数の子はニシンの卵 二親(にしん)から多くの子がでるのでめでたいとおせちに使われます。
エビは長いひげをはやし、腰が曲がるまで長生きすることを願って正月飾りやおせち料理に使われます。
のみこみや咀嚼に配慮が必要な患者様には「ソフト食」のおせち料理を提供しています。筑前煮は一つ一つの具材をソフト食で仕上げています。
※「ソフト食」とはしっかりと形があり口への取り込みや咀嚼・嚥下(飲み込み)がしやすい食事
「まめ」は元来、上部・健康を意味する言葉です。「まめに働く」などの語呂合わせからも黒豆はおせち料理には欠かせない料理です。当院で毎年調理担当職員が心を込めて黒豆を炊いています。
「雑煮」のお餅は高齢者に人気の食材でありながら、食べにくい食材の1つでもあります。当院では安全においしく食べていただくために、普通食からソフトきざみ食の患者様まで全て「ソフト食」のお餅を作り提供しています。
ソフト食のお雑煮はお餅以外にも、かまぼこや鶏肉など全ての具材をソフト食で仕上げて見た目も普通食を変わらず安全に食べていただけるようにしています。
2023年は兎年。兎年は「飛躍」や「向上」の年と言われています。
栄養科では、これからも皆様に「おいしい」と言っていただける食事を提供できるよう職員一同技術向上に努めていきたいと思います(*^▽^*)♪今年も皆様にとって素敵な1年となりますようお祈りいたします。