山口県鴻城高等学校の衛生看護科の学生さんが「基礎看護学臨床実習」をされました。
衛生看護科の28名の学生さんが、2班に分かれて、11月11日(火)から4日間、11月18日(火)から4日間で基礎看護実習をされました。
基礎看護実習の目標は「地域社会における病院の機能と看護の役割、患者様の総合的な把握及び看護におけるコミュニケーションの重要性について理解し、患者様の状態に応じた日常生活の援助の方法を修得することにより看護実践の基礎を培う」こととされています。
今回、初めての4日間の実習で皆さん大きく成長されましたね。11月18日は高橋達世医師の院内勉強会にも参加されました。また、最終日には受け持ち患者様と涙・涙のお別れでしたね。本当に感動的でした。春からの看護臨床実習も頑張ってくださいね。大変お疲れさまでした。
以下に実習をされた学生さんから寄せられた感想と今後の抱負を掲載致します。
●今回4日間初めて基礎実習を行いました。1日目は緊張してコミュニケーションもあまりとれませんでしたが、2日目からは、徐々にとれるようになりました。しかし、コミュニケーションは看護にかかせないことなのでこれからも、もっともっと技術を身につけていきたいです。また、その日の患者さんの気分や状態によって援助の仕方も工夫しないといけないという事も学べました。
●今回の実習で一番心に残っていることは3日目に行った足浴です。手順を覚え、物品の準備も行えました。患者さんに「ありがとう。気持ちよかった。」と言われました。また、足浴を行ったせいか、意欲的でなかった患者さんがリハビリに行き、自ら歩かれた時には、とても嬉しかったし、やりがいを感じました。また、教科書にはのっていないこと、援助の方法やポイントも学べ良かったです。この4日間、忙しい中、ご指導いただきありがとうございました。実習で学んだ事は、3年生の実習で生かしていきたいと思います。
●実習の最初はまともに会話もできず、技術面も失敗ばかりで、もう無理かもしれないとあきらめそうになった時もありましたが、本当にあきらめないで良かったです。患者さんを看るにはまず、自分がその患者さんをよく知り、よく観察し、患者さんを心から愛して看護や介助に臨まなければいけないと感じました。とても実りの多い実習でした。
●看護師になるにあたって大切なことはたくさんあり、技術や知識だけではやっていけないものだと思いました。相手の気持ちを理解するためには、まず基本的なコミュニケーションがうまくなければいけません。あいさつや返事を当たり前に行ったうえで、どこがどのように苦痛なのか聞き出し、それに最も適したプランを立て、それを行う中でより効果のあるものにするための工夫も大切だと思いました。