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保険毎日新聞(H23.6.6)HP記事詳細内容

陽だまり(第171回)<一部抜粋>   「病院のホームページ」

 友人のTさんが事務部長を勤める山口県の阿知須共立病院は、病院のニュースをふんだんに入れた興味深いホームページを作っています。
 今回のトップニュースは、「看護の日イベント開催」です。<中略>さて、まず目に入ったのは“よさこい演舞”。紫色の衣装に身を包んだ美女たちがのびのびと踊っている写真でした。「あらまあこんなことまでやったんだ」と思いながら、講師として病院に伺った時、生き生きした表情で研修に参加された看護師さんたちの顔を思い浮かべました。
 また、創始者の大先生(94歳)が病気から復活。七たび生き返ったと意気軒高、飛び入りで10分程度の予定が倍の時間もお話をされたそうで、元気に募金箱を抱えている写真が載っていました。<中略>
 最後に「血圧測定や健康相談・介護食相談など500人を超える参加がありました」と書かれており地域の方々と看護を通じて一日を有効に交流された様子が伝わってきました。
 次のニュースは、グループ会社で経営している高齢者向け賃貸住宅「陽だまりの家」の記事です。
  ▽ 全室バリアフリー(11室)
  ▽高齢者や療養者に配慮した食事の提供
  ▽緊急時には同病院が対応▽夜間は宿直が常駐
  ▽“ヘルパーステーションすこやか”のヘルパーがお世話
 企画の段階で話を伺っていましたが、このような住宅があれば、老後は本当に安心して生活できるとうなずきながら読みました。
 たくさんのニュースが載る中で、「10年以上の臨床キャリアを持つベテラン准看護師の二人が、このたび通信制の2年課程で学び、見事看護師免許を取得しました」という記事はわたしにもうれしいものでした。わたしは夜間の高校で学び、机を並べた方の中には、同じように准看護師の方が何人かおられました。数年前には、友人の一人が上野駅の近くにある総合病院の看護師長になって、わたしを講師に招いてくださったことがあります。免許を取得されたお二人の今後の活躍を期待しています。
 なお、わたしはこの病院に行くたびに、たくさん心を打たれます。初めての研修を行った後には、「笑顔の写真」が病院中に貼り出されました。表玄関から外来の受け付けに入っていくと、片ひざをついて、座っている患者さんの目線で要望をうかがっている看護師さんに出会います。ケースワーカーの方ともお話しましたが、患者さんの立場で相談を受けられるよう、よく勉強されていました。
 ホームページが地域の皆さまとの交流に一役買っていることを感じながら、山口の病院に思いをはせました。
                                 セミナー講師・エッセイスト 橋本佳子

                                          「著:橋本佳子氏」

【橋本佳子氏プロフィール】(著書より引用)
 1958年に日本火災海上保険(株)(現・日本興亜損害保険(株))入社。1982年に営業社員、1990年千葉支店成田支社長、1993年能力開発部で社員教育に携わる。1998年「元気の出る研修」主宰。企業研修・経営セミナー講師として活動している。産業カウンセラー、TA(交流分析)職場トレーナー、新しい保険文化を創る代理店の会「リングの会」アドバイザー。

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