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橋本講師から絵を寄贈して頂きました。ご主人が画家の橋本湛匡(ひろまさ)様です。

ストローク研修の講師をお願いした橋本佳子講師から、院内を明るく元気にし患者様に喜んで頂きたいとのことで、ご主人(画家の橋本湛匡様)の大作3点を寄贈して頂きました。3月から外来待合室に『世界遺産 ポルト』、2階の病棟に『那須の山』、そして特別養護老人ホーム「賀宝(かがほ)の里」の玄関に『世界遺産 白い街モスタル』が展示してあります。外来待合室展示の『世界遺産 ポルト』は明るい筆遣いで、気持ちを明るくしてくれます。病棟展示の『那須の山』の暖かい筆遣いは、入院中の患者様の気持ちを癒してくれると思います。病院にいながら美術館にいるような雰囲気に浸れます。絵の鑑賞だけでも結構です。ご来院をお待ちしています。

世界遺産 ポルト
 ポルトはヨーロッパの西、ポルトガル北部の港湾都市。ポルトガル第2の都市。1996年に世界遺産に登録された。18世紀から19世紀にかけてポルト港から特産のワインがイギリスに盛んに輸出され、英語でポートワインと呼ばれ愛飲された。現在も旧市街は歴史地区として中世の姿を残し、ワインの原料である葡萄を運ぶ船などが川面に浮かびワイン工場も稼働し、観光客などを受け入れている。絵はワイン工場側から川の対岸を描いたものである。
 ポルトワインは糖分がまだ残っている発酵途中のワインに、アルコール度70%のブランデーを加え発酵をとめた、やや甘みのある独特の風味をもつワイン。

世界遺産 白い街 モスタル
 モスタルはボスニア・ヘルツェゴビナ第2の都市。ボスニア・ヘルツェゴビナは旧ユーゴスラビアの一地域であったが、1991年からユーゴスラビア内で独立紛争がはじまり2000年までに六つの国にわかれ、それぞれ独立した。イタリア半島の東側対岸に位置するバルカン半島南部にある。

 モスタルは石灰岩の上に築かれた街。街全体が白い石灰岩を利用して造られている。最も古い街の中心は、道の敷石、家々の壁が石灰岩。屋根も石を薄く割って葺いてある。白く輝いて見える。とても美しい街だ。

絵の右上の高い建物は15世紀にトルコが支配して以後建てられたトルコ建築。街には、ところどころに紛争時の証跡が見られ心を痛められた。
 街の中央にネレトヴァ河が流れている。この河に架かった橋が紛争で破壊されたが2004年に復元され、2005年にはモスタルは世界遺産となった。
那須の山
 那須は栃木県最北にある。百名山の一つ茶臼山、那須温泉、そして那須の御用邸。そのほか近頃ではさまざまなレジャー施設がつくられ有名な観光地域となっている。

絵は、あるホテルの上階の窓から見て描いたもの。なんと言っても、緑の山が目に染みて心が洗われるようだ。美しい日本の風景であり、色だ。

 

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