介護技能実習評価試験(初級)に合格しました!
老人保健施設ニューライフあじすに勤務するミャンマー人技能実習生(介護職)のタゼイン・プーさんとティン・ゼー・アウンさんのお二人が、介護技能実習評価試験(初級)を9月29日に受験し、このほど無事合格しました。
実習生は配属後6カ月以降に修得した技能の程度を測るため介護技能実習評価試験(初級)を受けなくてはなりません。初級試験は実技と学科(筆記)があり、どちらも合格が必須となっています。試験に合格すれば2年目、3年目の実習へと移行できますが不合格の場合は技能実習を続けることができず、帰国・・・となってしまいます。そこでニューライフあじすでは試験対策として学科の過去問やオリジナルな◯×式単語帳の作成、実技の試験課題を用いた勉強会などを行い万全の準備をしてきました。
実技試験では、試験官の前で指導員である職員が出す指示に従い、安全に、的確に介護動作を行えるかどうかが評価されました。お二人は緊張しながらも「◯◯さん、これから〜しますね。よろしいですか」と利用者様への声掛けを忘れず、ひとつひとつを丁寧に実施していました。学科(筆記)試験では、難しかった問題もあったようですが、日々の実習指導はじめ評価試験に向けた事前の対策により落ち着いて回答できたようです。
お二人とも将来は日本の介護福祉士国家試験の受験も視野に入れているといいます。技能実習指導員として技能実習生にかかわっている藤井彩介護副主任は「ふたりとも優しいし真面目。多くの技術や知識を身に付けて母国に帰れるように、職員全員でサポートしていきたい」と声を弾ませていました。
医療法人協愛会グループは同時期に、ほか2人のベトナム人技能実習生を受け入れており、実習先の社会福祉法人正清会白松苑でも、同日評価試験が実施されました。また、グループとして今後も外国人介護人材の受け入れ・活用を検討していく予定にしております。
その他、実習生のお二人は技能評価試験のほかに、日本語を母語としない人の日本語能力を認定する語学検定試験である日本語能力試験(JLPT)のレベルN2にもチャレンジされております。お一人は合格、もうお一方は不合格でしたが今年の12月に再チャレンジされます。レベルは最上級のN1からN5まで5つのレベルがあります。
レベル レベル認定の目安
N1 幅広い場面で使われる日本語を理解することができる。
N2 日常的な場面で使われる日本語の理解に加え、より幅広い場面で使われる日本語をある程度理解することができる。
N3 日常的な場面で使われる日本語をある程度理解することができる。
N4 基本的な日本語を理解することができる。
N5 基本的な日本語をある程度理解することができる。
※外国人技能実習制度とは、外国人が日本の企業で働き、技術を身に着け母国に持ち帰ること(技術移転)によって、母国の経済発展を担う「人づくり」に協力することを目的とした日本の国際貢献施策の一つです。
以上